うさフェス講習会1
うさフェス初日、土曜日の午前11時から、
おくだ先生による「うさぎのホリスティック医療」の講習会がありました。
イベント会場で行われ、誰でも無料で聞くことができました。

自分なりに、覚えておきたいことをまとめました。
「ホリスティック医療」とは
ホリスティック医療とは、西洋医学以外の代替療法のこと。
自然の力を利用し、免疫を高め、自分で治そうという力を引き出してあげる方法です。
先生は、病気や医療の話ではなく、飼い主の心構えについてお話くださいました。
お話の中で、何度も出てきて印象深いのは、
「あなたが飼っているうさぎは、世界に一匹しかいない。
そのうさぎを守れるのは、あなたしかいない。」
という言葉です。

マッサージをしながら講演するおくだ先生
それには、どうしたらいいのか?
4つのポイントがありました。
1.うさぎはどういう動物かを理解する。
うさぎは、夜行性であり、土に穴を掘って暮らしている動物です。
常に外敵に狙われ、自分の身を守らなくてはいけません。
外敵が寝静まったころ巣穴から出てきて、においを嗅ぎ、音を聞いて、安心してから食事を始めます。
危険を察知したら、足ダンしてすぐに巣穴に逃げ込みます。
このような性質から、耳は良く、目は悪い。
大きな音や、明るい光はストレスになるのです。
そのため、先生は、うさんぽは絶対反対だと仰っていました。
日向に連れ出して日射病になったり、噛まれて怪我をする子がいること、騒がしい場所に連れ出すことは絶対にやめてもらいたい。
また、鈴をつけたり洋服を着せたりするのも反対。
犬や猫のように飼うのではなく、うさぎはどういう動物かを理解した上でうさぎと暮らして欲しい。
このようなイベントで、うさぎ好きが集まって楽しいのは分かるけれども、ちゃんとうさぎの福祉について考えて欲しい。
うさぎが、うさぎとしてこの世に生まれ、人に飼われ、ストレスのない生活を送れるかどうかは、飼い主に掛かっている、ということです。
2.良く観察して、良く知ること。
おしっこやうんち、目や鼻、よだれが出ていないか、毎日観察すること。
毎日触ってあげることによって、ちょっとした変化に気付くことができます。
食糞をしているかどうか、よく観察すること。
うさぎは、食糞で体調を維持するので、食糞できない時は、具合が悪いのです。
こういう時にはこうしたほうが良い、というのを飼い主が分かっていれば、ちょっとしたことは家で様子をみることができます。
病院に行く回数が減れば、ストレスも減らせます。
ネットでアドバイスもらうのは、「うちの子はこうだった」という話でしかない。
一匹一匹、個体、環境が違います。
飼い主が、自分のうさぎを良く知ることが大切です。
3.その子にとって何が一番良いのか、
自分には何ができるのかを常に考えること。
季節の移り変わり目はとても敏感になります。
明日の天気予報を良く見ること、明日冷えると言えば、朝冷えるのです。
今ならば、湯たんぽを簡単に作ってあげることが出来ます。
ペットボトルにお湯を入れて、お尻にホッカイロをつければ長持ちします。
そして、自分で調節できるよう、必ず逃げられる場所を作ります。
また、過保護にさせないことが重要です。
もともと、本能には環境に対応する力が備わっているので、野生の時の生活も頭に入れておいて欲しい、ということです。
4.飼い主自身も健康で、プラスの気持ちでいること。
自分自身が元気なら、うさぎも元気です。
飼い主が「元気になってね」というプラスの気持ちは、うさぎにも伝わります。
逆に、飼い主が「どうしよう~」と心配しすぎて参っているような場合には、マイナスの気持ちがうさぎに伝わります。
自然治癒能力を高めるためには、プラスの気持ちでいることが大切です。
そして、マイナスの気持ちをプラスに変える効果的な方法として、
バッチ・フラワーレメディーを紹介してくださいました。
それについては、次回UPします。


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この記事へのコメントは終了しました。
コメント
参考になります


今年は仕事を休んでいた時期が長くて、もこにずっと付いていてあげられたためか、具合が悪くなることがなかったので、今後もずっと一緒にいてあげたいなぁ、なんて思って
過保護になってるかも~
ごま塩は夜私達が寝てから動きまわるので、私達って外敵
と思うと悲しいです
もこちゃん、今年の夏、どうしてるかな?って心配してたんですよ^^
もこんぽさんがお家にいて、面倒見てあげられていたんですね。
今度は、もこんぽさんが、もこ・ごまちゃんに元気を貰ってくださいね。
うさぎのプラスの気持ちも、人間に伝わると思います。
寝静まった頃元気になるのは、我が家もですよ。12時過ぎくらいからご機嫌になります^^
投稿: もこんぽ | 2009年11月29日 (日) 20時31分
>色々と考えて、自分の中で葛藤もあるど、
>「楽しかった」で終わりたい記事もある。
この言葉の意味がなんとなくわかりました。
うさんぽも洋服も反対って、うさフェスで
きっぱり言っちゃうおくだ先生ってスゴイ
ですね。(^-^;
私はうさぎに洋服を着せるのは反対派ですが、
うさコレの記事とみなさんのコメントを読んで、
うさぎの良さを伝えるアプローチとしては
良いのではないか?と思いました。
うさぎは汚くて臭いってイメージがまだ
あるもんね。
でもおくだ先生の言葉を読んでまた考えちゃった・・・(;_;)
うぅ。。。難しいですね。
先生の言葉の後でうまく書けないので、私の素直な気持ちは改めて書こうかなと思ってますので待ってくださいね。書けるかな。
イベントとして、うさコレはすごく効果があると思いました。
うさフェスに来て時間があったら、講習会もおススメです。^^
おくだ先生については、↓のひーこさんのお返事のところにも書いたので、良かったら見てくださいね。^^
投稿: えちゅこ | 2009年11月30日 (月) 00時55分
毎年、うさフェス講習会のお話
とても楽しみにしています^^
nonaさんありがとうございます。
最初の感想はおくだ先生ってすごい!
ハーネスやお洋服作っているメーカーとか
うさコレとか、取り上げている雑誌とか
いろいろ盛りだくさんのうさフェスの中で
バシッと言えちゃうのは凄いですよね。
『うさぎの福祉を考えてほしい』
私も近い考えなので先生のお考えが広がってほしいな。
基本的にはうさぎさんに
いつもイキイキとして輝いている表情で
楽しく過ごしてほしいです^^
うさんぽやお洋服が好きっていう子なら
してもいいんじゃないかな。
そういう子もいますもんね。
他の3つのポイントもとても参考になりました
普段と違った視点や、苦言をいただけるので、先生の話を聞くのはためになります。^^
飼い主がうさぎのことを思うなら、それほど間違わないのでは?と思っています。
おくだ先生は、『まったくもう!私を呼ぶからにはアレを言うわよ!』という気迫で、チラッとしっぽ店長の顔を見て言い始めたんです。
で、しっぽ店長は苦笑い・・・。
おくだ先生は、『毎回言わせてもらっているけど、獣医師の立場として』ということも言っていました。
つまり、しっぽ店長は、言われるのを承知でおくだ先生を呼んで、おくだ先生もお約束のようにアレを言う、みたいな。
私は、そんな関係を感じました。
普段、しっぽ店長が自分では言えない事を、おくだ先生に代わりに言ってもらっているのではないかな?と私は感じました。
売ってるそばで、アレはダメ・コレはダメって言いづらいし。
飼い主に、行き過ぎたことをさせないためにも。
投稿: ひーこ | 2009年11月30日 (月) 11時41分
nonaさんは、いつも色んな情報を教えてくださるので···参考になります^^
ただ、utaは本当に半野生のうた島の子達をたくさん見てきているから・・・全部は受け入れきれないかな~って感想でした。。。
でもでも、色んな考えがあるんだと思います。
まだまだうさぎさんは、解明されていないことが多いですもんねーー^^
また、色々と教えてください☆
ありがとうございました^^
私も、色んな考えがあっていいんだと思います。一人一人の思いや感じ方が違うし、それを言い合うつもりはありません。
uta島の本来の野生に近い姿を見られて、utaさんがそれを公開してくだるのは、私たちにとっても、とてもためになります。
こちらこそ、これからも教えてくださいね。
投稿: uta | 2009年11月30日 (月) 18時51分
自分の子を守れるのは自分だけなんですよね
確かに!
毎日ずっと一緒にいるのは飼い主だけなのだから、
よぉ~く観察をして、変化がないか見守らないと!
過保護になりすぎず、でもきちんと様子を観察する…
勉強になります (^^)
ペットボトルの湯たんぽ。目からウロコでした (@_@)
ペットボトルクーラーは毎年やっていましたが、
なるほど、湯たんぽにもなりますね。
我が家はレンジで温めたゆたぽん(商品名)を
ケージと床の間の隙間に置いています(床の一部)
赤で太くした言葉は、すごく心に響いて、守ってあげなくちゃ、って気持ちがますます強くなりました。
湯たんぽは、熱湯を入れるって仰っていたような。ちょっとしたものでも、あるとだいぶ違うそうです。
ゆたぽん、下から温まって良さそうですね。
投稿: ぷぅまま | 2009年11月30日 (月) 18時54分
なるほど~
うさんぽをしてきたばかりで、ちょっとありゃりゃ、ですが
うさんぽも洋服も、うさぎにとっては迷惑なのかも。
ライブカメラをつけているので(最近つけてない)ケージの上からライトを当ててるのを止めようかな、と思います。
飼い主の心が伝線するっていうのは動物でも子供でも同じですもんね。
それも気をつけよう。
迷惑にならないように考えてあげられるのも、飼い主なんだと思いました。
せっかくの先生の言葉の後なので、また改めて書けたらと思います。
ライブカメラのライト、ついていると、ずっとそっち見ていませんか?
うーちゃは正面に置いているのですが、ライトがついてもついてなくても、ずっとカメラを見ています。常にカメラ目線で^^(同じく最近つけてないです(笑)前面にカジカジフェンスを付けて、見づらくなっちゃったのも理由にあり)
投稿: 三角ちゃん | 2009年11月30日 (月) 20時47分
nonaより
改めて書くので、コメント待ってくだされ~。^^;
投稿: nona(お返事) | 2009年12月 3日 (木) 20時33分
nonaより
コメント再開しました。
投稿: nona(お返事) | 2009年12月 3日 (木) 20時33分
うさフェス講習会、参加できなかったので熟読させていただきました。
丁寧にまとめてもらえて、すごくありがたいです。
パッチフラワーレメディ、すごく興味あります。
次回も楽しみにしてます。
ありがと、nonaさん。
どうもです^^
講習会は、午前中の空いている時間にしてしまうので、穴場的なイベントだと思いました。
パッチフラワーレメディ、今回で聞くの2回目なんです。^^;ようやくすこし分かった気がします。
(うさコレのところにいただいてたので、こちらに持ってきました。)
投稿: 東京ファーム | 2009年12月 3日 (木) 21時39分
投稿: nona(お返事) | 2009年12月 5日 (土) 00時12分